コンパクト収納椅子 (各部材の塗装)フレームは試作図よりテンプレートを作成し、トリーマーで加工。座面と背もたれは、座った時の感触と長時間座っても疲れやすくないように、ヒノキの9㎜厚を使うが、仮組で確認の結果、座面に限ってはちょっと軟弱だったので、3㎜の薄板を裏面に接着し、剛性を確保。塗装はナチュラルな木の質感を表現する為に、クリア―ウレタン塗装とした。2021.04.20 07:44
コンパクト収納椅子 (ベースフレームの板材)椅子の製作に当たっては、フレームの曲率に部材取りが出来る、木目が目的のカーブに近い、板材を調達することから始めた。昨年末よりお世話になっている、【嵐山木工クラブ】の持つ製材所の片隅に、「お待ちしていました。」と言わんばかりに、程よく曲がって立っていた、【椋木:ムクノキ】を調達。フレームの完成予定の板厚が20㎜を確保できる25㎜厚さで、絶好の板材。【ムクノキとは】・関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するニレ科の落葉高木。ケヤキやエノキの仲間。2021.04.20 07:42
コンパクト収納椅子 (試作図)まずは、基本形状と慨寸をイメージ。座面は広めの450㎜、座高はちょっと低めに350㎜、全高は935㎜、フレームの曲率は、自然な姿勢で背中にフィットする、r=1310㎜とした。オリジナルの背もたれ高さは、450㎜だが、身長の高い人にも、ゆったり背もたれ出来る700㎜。結果、余裕の座面幅と安心の背もたれ形状で、リラックスできる作品となりました。2021.04.20 07:39
部材取り材はタモで、板厚35㎜、幅250㎜、長さ2mの無垢材を加工。ベンチ面は、長さ600㎜、幅300㎜を予定するも、材の幅が250㎜なので、両端に25㎜ずつ端材を継ぎ足して、幅300㎜とする。材の両端に若干のひび割れが有った為に、ぎりぎりで各部材を所定の寸法で確保することが出来た。2021.04.20 07:36
ダイニングテーブルのサイドベンチとして脚のデザインを工夫。一般的な脚の剛性は、脚と脚を連結する「張り材」を設けて、強度を確保する形状とするが、今回は、2本の脚を直角(V字形状)に接合し、左右と長手の2方向に対する耐応力に、効果的な形状として、「張り材」を省く形状を採用。結果、シンプルで特徴的な足のデザインとなった。2021.04.20 07:35
卓上時計製作中壁掛け時計では、針が製品表面上に突出する形態ですが、卓上では、針の接触ダメージを避ける為に、製品面を一段落とすと共に、更に針部分をクリアボードで保護する形態とします。見やすさを考慮した寸法(高さ12cm、幅20cm、厚さ3.5cm)で、安定感のある大きさとしました。無着色のクリア塗装で、淡いベージュの木肌色が存在感を強調しない、さり気ない存在の時計です。2020.12.26 14:09
製作拠点12月に入ってから、製作拠点を自宅から「有限会社高橋ウッドシステム」の工房に移しました。社長の高橋さんのご厚意により、自宅の作業環境では不十分な作業スペースと大物作品に必要な加工機などをお借りして、製作が可能となりました。今後は、複雑な加工が必要な時計や、時計以外の作品製作にも幅を広げることが出来ます。年が明けると、更に忙しくなりそうです。2020.12.26 14:04
振り子時計一枚一枚が違う表情。デザインは同じでも、唯一無二の作品が魅力。今後、新しい作品の紹介と共に、ネットでの販売を予定しています。リンクは次の記事でご案内しますので、ぜひ一度、訪問してください。2020.12.14 09:22